リヨン日本人会短歌クラブ
by リヲンのつばさ
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第14回歌会報告(2013年8月5日)

遅くなりましたが、8月の歌会報告です。

二〇一三年八月五日「リヲンのつばさ」歌会

お世話役・司会はI.I.さんが担当されました。
どうもありがとうございました。

みなさま、どうぞご鑑賞ください。

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題詠「指」

①蝉しぐれ指吸う赤子満ち足りて じっと見つめる雨後の虹かな   Tsu.H.
第一席(六票)

②うつむいた瞳あなたの指先に負けてもいいか今宵のポーカー  M.Y.
第二席(四票)

③北を指す老人(おいびと)のゆび先にきて つかずはなれずゆれる光明(あかるさ) I.I.
第三席(三票)

④わが小指校舎の扉に挟まれし痛み消えてもやや横を向く  O.J.  
第三席(三票)

⑤アレグロの調べに冴ゆる指遣(づか)い巨匠の晩年心に留(とど)む  S.M.
第四席(二票)

⑥左手で箸もち喰らうそばの音指続かずにため息を食む  K.T.
第四席(二票)

⑦指さきに乳の脂を馴染ませてふるさとを思ふはつなつの朝 H.T.   
第四席(二票)

⑧指す指の先をたどればモンブラン暮れ行く夕陽に紅く染まって  Y.K. 
第四席(二票)

--佳作--
⑨鍵盤の舞台で踊る指たちの奏でる音色響きこだます  

⑩指切りし指折りかぞえ残酷なことば引きつれ了う約束  



自由歌

①さよならも手をとることもできなくて驟雨の街に佇むふたり M.Y.
第一席(八票)

②風薫りふりむけば藤ひかえめに二度目の花を濃く咲かせおり Z.T.
第二席(七票)

③虎の腕ながくのびれば蛸になる眠れぬ夜に身を横たへて   H.T.
第三席(三票)

④かごの鳥自由なき日々幸せか大空ありても羽ばたけぬとは   G,N.
第四席(二票)

⑤肩からの重きカバンに拉がれてたどる路端ハトの群れ飛ぶ Y.K.
第四席(二票)

⑥しろきほほ髪おち眼窩に陽崩れゆくイチゴタルト好きでしたよね I.I.
第五席(一票)

⑦嬰児は幼児となりてなお指をしゃぶりつアンパンマン!を凝視す  I.M.
第五席(一票)

--佳作--

⑧あさ光り暑さ負けじやランニング呼吸乱れし決意霧散し 

⑨鳥刺しの悲哀我を貫きぬ独(ひと)り佇(たたず)む夜のオペラ座 

⑩何千という針目を刺して思うのはあなたの娘?地球の裏側  
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by tankalyon | 2013-10-07 21:21 | 歌会報告