リヨン日本人会短歌クラブ
by リヲンのつばさ
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12月勉強会作品集

みなさまの作品集に続いて、12月の勉強会作品集をご紹介します。

大まかな年代順になっております。

どうぞご鑑賞ください。


二〇一二年十二月三日「リヲンのつばさ」歌会 

― 勉強会作品集 ―

さか               え
賢しみと物言うよりは酒飲みて酔い泣きするしまさりたるらし

大伴旅人 万葉集(I.M.選)

心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな
三条院  (G.N.選)

春は花夏ほととぎす秋は月冬雪冴えてすずしかりけり  
道元禅師 (K.H.選)

しほらしき野薔薇の花を雨は打つたたかれて散るほの白き花
木下利玄 (Tsu.H.選)

こころざし得ぬ人人の
あつまりて酒のむ場所が
我が家なりしかな

石川啄木(Y.K.選)

寒いねとうなずき合いて鳥ならぬわれら帽子をまぶかにかぶる 
佐佐木幸綱 欧羅己100首 (F.M.選)

履歴書に書かざる夥しき日々の夜々の泥酔こそがわが核
佐佐木幸綱(Z.T.選)

                     ひとひ   ひとよ
観覧車回れよ回れ思ひ出は君には一日我には一生

栗木京子(M.M.選)

一等のない徒競走をはしらされ今度は草食系と呼ばれる 
高橋徹平(M.Y.選) 

傘をさす一瞬ひとはうつむいて雪にあかるき街へ出でゆく
藪内亮輔  (I.I.選)


木下利玄と石川啄木は同じ1886年生まれ。

今回は、20代の若々しい歌人の歌が2首並んだのが印象的でした。


M.M.
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by tankalyon | 2012-12-12 01:38 | 歌会報告