リヨン日本人会短歌クラブ
by リヲンのつばさ
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11月歌会勉強会作品集

大変遅くなりましたが、11月の歌会・勉強会作品集をご紹介します。

おおまかな年代順になっております。
ご鑑賞ください。

二〇一二年十一月五日「リヲンのつばさ」歌会
― 勉強会作品集


花の色はうつりにけりないたづらにわが身よにふるながめせしまに
●色みえでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける

いずれも小野小町(I.M.選)

あづまの方へ友とする人ひとりふたり誘ひ ていきけり。三河の国、八橋といふ所にいたれりけるに、その河のほとりに杜 若いとおもしろくさけりけるを見て、木のかげにおりゐて、かきつばたといふ五文 字を句の頭にすゑて旅の心をよまむとてよめる
●唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ
在原業平 (古今集)(Z.T.選)

●くれなゐの よそなる色は しられねば ふでにこそまづ そめはじめつれ

西行 (M.Y.選)

●我が庵は 都の辰己 しかぞすむ 世をうち山と 人はいふなり

喜撰法師(G.N.選)

あらし山ふもとの寺のかねの音に暮るる紅葉のかげぞさびしき
樋口一葉 (Tsu.H.選)

●こがね雲ただに二人をこめて捲けなかのへだてを神もゆるさじ
●雲きれて星はながれぬおもふこと神にいのれる夕ぐれの空

いずれも山川登美子(M.M.選)

●白玉のはにしみてとほる 秋の夜の 酒はしずかに のむべかりけれ
若山牧水「路上」(Y.K.選)

●たわむれに母を背負いてそのあまり軽(かろ)きに泣きて三歩あゆまず
石川啄木(B.Y.選)

●乳ふさをろくでなしにもふふませて桜終はらす雨を見てゐる
辰巳泰子(I.I.選)


M.M.
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by tankalyon | 2012-12-03 04:54 | 歌会報告