リヨン日本人会短歌クラブ
by リヲンのつばさ
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10月歌会勉強会作品集

みなさま、こんにちは。

10月の歌会のみなさまの作品集に続いて、参加者が選んだ推薦の歌のご紹介を
いたします。

今回も万葉集から現代短歌まで多様な歌が紹介されました。

どうぞご鑑賞ください。


10月歌会勉強会作品集


1 あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
柿本人麻呂「小倉百人一首」,作者未詳「万葉集」(N.M.選)

2 この家に君との時間はどのくらゐ残つてゐるか梁よ答へよ
河野裕子
  一日が過ぎれば一日減ってゆく君との時間もうすぐ夏至だ
永田和宏(M.Y.選)

3 昨夜(きぞ)行きし二つ星レストランを思い居り朝の厠にわれは座りて
佐佐木幸綱「欧羅巴100首」(I.I.選)

4 つと過ぎぬすぎて声なし夜の風いまか静かに木の葉落ちるらむ
若山牧水(Tu.H.選)

5  近江の海夕波千鳥汝(な)が鳴けば心もしのにいにしへ思ほゆ
柿本人麻呂「万葉集」(V.R.選)

6 親子という言葉見るとき子ではなく親の側なる自分に気づく
俵万智 「プーさんの鼻」(I.M.選)

7 死ぬことが大きな仕事と言ひゐし母自分の死の中にひとり死にゆく
河野 裕子(Te.H.選)

8 金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の丘に
与謝野晶子(P.M.選)

9 幸はいま靄(もや)にうかびぬ夢はまたしづかに降りて君に会いにけり
山川登美子(M.M.選)

10 しっかりと飯食はせて陽にあてしふとんにくるみて寝かす仕合せ
河野裕子(Z.T.選)

11 瓶にさす藤の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり
正岡子規
  九つの人九つの場を占めてベースボールの始まらんとす
正岡子規(N.S.選)

12 なにごとも変はりのみゆく世の中におなじかげにてすめる月かな
西行法師(K.H.選)



河野裕子さんの歌を選んだ方が3名いるように、この方の歌は明るい歌から闘病時の歌まで多様ですが、女性参加者には人気がありますね。

与謝野晶子と山川登美子の歌が並んだことも印象的でした。


M.M.
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by tankalyon | 2012-10-06 15:24 | 歌会報告